ホーチミン

ホーチミン市、タインホア市がFDI誘致の筆頭に

今年に入って9月までの間に、海外の投資事業は、ベトナム全土の59の省と都市への投資を行ってきています。最も多くの投資額がつぎ込まれているのは、ホーチミン市、タインホア市、バクニン市です。255億米ドル近くにも及ぶ外国直接投資(FDI)が、今年初めから9ヵ月の間にベトナムに行われ、昨年の同時期を34.3%上回りました。

外国投資局によると、今年9月頃にはおよそ125億米ドルが支払われており、こちらも昨年の同時期を13.4%を上回っているそうです。総額255億米ドルのFDI資本の内訳は、1,844の新規認可事業に投資された145億6,000米ドル相当の新規登録資本で、30.4%の年間収益の増加となっています。また、67億5千ドル相当の追加資本で、既存の878事業に投資されており、こちらも28.3%の年間収益の増加です。そして残りの41億6,000万米ドル相当のFDIは海外の投資家たちが買い付けた会社株式です。

外国投資局は、最大の海外投資の誘致に成功した加工・製造部門は、FDI登録資本の総額が126億4,000万米ドルとなっており、今年初めから9月までの登録資本総額の49.6%を占めています。電力発電・供給部門は、FDI登録資本が53億7,000万米ドルで2番手につけており、登録資本の総額の21%を締めています。

続く3番手は卸売・小売業部門で、FDI登録資本が15億8,000万米ドルで、登録資本総額の6.2%となっています。日本は投資資本の総額が2番目に多く、全体の23.17%を占める59億1,000万米ドルの投資が行われています。続いてシンガポールが3番目に多く、投資資本の総額の16.2%を占める41億4,000万米ドルが投資されました。

ホーチミン市が就業時間の分散化の拡大を検討

ホーチミン市人民委員会は同市開発研究院(HIDS)に、学校、および就業時間の分散化の効果を早急に再評価することを求めました。また、都心部で悪化、拡大の一途をたどる交通渋滞についての実現可能な解決法を提案することも同時に課しています。

8月の会議で市人民委員会のグェンタンフォン委員長は、HIDSを任命し、9月には実現可能な解決策を提案するよう要求しました。この要求は9月5日に行われた社会経済ミーティングでも繰り返されています。時間交代制のシフトワークシステムが採用されたのは、2001年のことです。2007年10月、市人民委員会はこのシステムを交通渋滞や事故の削減のための緊急プロジェクトに取り入れました。しかし、市議会議員が認めなかったため、人民委員会は地方自治体や、一部の地域、一部の地区などで実施したのです。

市教育訓練課は、小・中・高等学校で学習ステージごとに15分ずつ時間をずらして授業を行う方法を採用しました。さらに、教育産業は同じエリア内の学校に授業時間をローテーションでずらして交通渋滞を緩和させるよう協力するよう求めました。その後、学校付近の交通渋滞は実際に緩和されたため、この解決策は効果的であることが証明されました。

ホーチミン市輸出加工区当局(Hepza)によると、ほとんどの企業は行政が定めた業務時間に従ってシフトを組んでいるとのことでした。そのため交通渋滞は業務開始時間の30分前か、終了時間の30分後に、規則的に発生していました。3シフト制を導入した企業が出たおかげで、状況は改善されています。011年以降、Hepzaは16の工業地帯と輸出加工地帯で、業務時間を変更し、ローテーション式のシフト体制にしました。しかしこの体制を実施するにあたり、企業の生産活動と同様、子供の通学の送迎など労働者の日常生活にも影響を及ぼすという難点も生じているとHepzaの代表は述べています。

目下、関係当局もローテーション式シフト体制をいくつか提案しています。1つは学校の時間は変えずに、政府当局の就業時間を変えるというものです。人民委員会、政府当局、社会政治団体全てが一続きに時間を30分ずらし、2シフト制で業務を行います。90分だった休憩時間は60分に減らされます。

朝の最初のシフトは午前7時から11時30分までとし、その次のシフトが午前7時30分から11時30分までとします。午後は、午後12時30分から4時、その次は午後12時30分から4時30分までのシフトとなります。この変化は役人や公務員、労働者に影響を及ぼすものですが、程度としてはそれほどではないでしょう。現在、12万2,000人の人々が政府当局や公共サービス機関で働いています。

就業時間を変更することで、ラッシュアワーのピーク時の自家用車の30~60%、およそ3万6,600~7万3,200台ほどの減少が見込まれます。

このような方策を取りますが、当局は公務員や企業が午前7時から午後4時30分までは確実に働くようにするつもりです。

HIDSの代表者はによると、この方策により交通渋滞でのダメージがなくなることで、高い経済効果がもたらされるとのことです。政府当局が提案するもう一つの解決策は、市の人民委員会、当局、軍の就業時間や、学校の授業時間の再編を行うことです。

公務員の就業時間、および学校の授業時間は、月曜日と金曜日は午前8時から午後12時、午後1時30分から5時30分とし、火・水・木曜日は午前7時30分から11時30分、午後1時から5時とします。

この方法では、月曜日と金曜日の渋滞の改善が期待できます。月曜日と金曜日はホーチミン市を離れたり、帰ってきたりする人々でいつもひどく混雑しているためです。けれども、これでは月曜日と金曜日の子供たちの学校の送迎が困難となってしまいます。

そのため関係当局は保護者や学校で働く教師達から意見を求める必要があります。これまでに述べた方策は市の人民委員会に提出、認可に先がけて改善を行っているところです。

ホーチミン(3)ショッピング

ショッピング
ありきたりな言い方になってしまいますが、サイゴン(ホーチミン)は買い物天国と言えるです。ここでは美しい工芸品や、手頃なお土産品を手に入れることができます。買い物が好きで、最低限の値切り交渉のテクニック、そして見る目があれば、上手なお金の使い方ができて楽しめるでしょう。大手の観光客向けのお店は別ですが、その他のお店ならたいてい値切り交渉のテクニックがあると便利です。一般的には、値札のない商品だったら、最初に言われた価格から30%ほどは安くなるでしょう。

1区内には良い店が多くありますが、中でも特にショッピングにお薦めの通りがあります。レックスホテル裏のドンコイ通りとレタントン通りで、宝石、琥珀、陶磁器、骨董品、家具、シルクなどを扱うお店やアパレルショップでいっぱいです。

ベンタイン市場とニューワールドホテルに挟まれたレロイ通りには露店が軒を連ね、軍の余剰物資や金属製品などが売られています。ベトナム製の漆器類は世界の最高峰であるだけでなく、格安で手に入れることができます。一区内にある多くの店で、箱やトレー、デスク周りの小物、花器など、ほかにもたくさんの漆製品が販売されています。ローズウッド製の箱やボウルが特に素敵で、良い贈り物になるでしょう。

いわゆる「お安い観光土産」が好きな友人がいたら、ホーチミンは最適の場所です。

コーラの缶で作られたおもちゃのヘリコプターや、Zippo風のライター、自動小銃のM-16の薬莢で作られたトレンチライター、「グッドモーニングベトナム」のTシャツなどまであります。

ホーチミンの衣服の仕立て屋は1970年代以前の香港を思わせます。オーダーメードでシャツを頼むと、材料費を除いて7~10ドルほど、日数も3、4日ほどで仕上げてくれます。

コーヒーがお好きなら、ベトナムコーヒーもお薦めです。

ベトナムコーヒーは世界でも最高の品質を誇り、とても安価な値段で購入可能です。サイゴンっ子は本当によくコーヒーを飲むので、1区内にも数多くコーヒーショップがあり、店頭デイスプレイにはいつも新鮮なコーヒー豆がずらりと並びます。挽かずに豆のまま包装してもらうと帰国するまで新鮮さを保つことができるし、ホーチミン旅行のお土産としても長く残るでしょう。

ホーチミン(2)オススメレストラン情報

ホーチミンでの食事
サイゴン(ホーチミン)にいてお腹が空くなんてことはそうそうありません。予算の心配も無用です。多くの人々がビジネスでサイゴン地区を訪れるため、その経費での食事を目当てに、かなり高級ではありますが、たくさんのエレガントなレストランが生まれました。この地域ではメキシコ料理のエンチラーダから点心料理まであらゆる料理が楽しめます。でも、上述のエレガントな店の多くは、従業員は高飛車だし、食事もまずまずといったところなので、よっぽど暇でなければ、わざわざ訪れるほどでもないでしょう。

ビジネスエリアに出店しているベトナム人経営のレストランの多くはかなり欧米化されています。ドンコイ通り93番地‐95にある「ベトナムハウス」は見事な装飾が施されています。そこでなら、素晴らしいサービスを受けられますし、生演奏も聴くことができます。とてもオススメです。

本場のベトナム料理を楽しみたいなら、観光客向け高級レストランよりは、現地の人々が訪れるレストランでの食事をお薦めします。サイゴン(ホーチミン)では毎晩、財布に優しい食事とウィスキーでハッピーになれます。

ホーチミングルメで外せないのはディンコンチャン通りのバインセオ(ベトナム風パンケーキ)「バインセオ46A」で、他では味わうことのできない一品です。この通りを少し下ると、屋外のキッチンを囲んで大勢の人々が食事をする様子が見えます。

メニューはバインセオなどバライエティ豊富ですが、ベトナム語の発音が難しく初めてでは通じないことが多いので、周りの人が食べている物を見て指をさす方が簡単です。

外国人に一番有名なバインセオ屋「Banh Xeo 46A」

ホーチミンでは海鮮料理以外は他の料理もお手頃です。量が多いので、一皿頼んで、足りなかったらもう一皿というように様子を見ながら注文すると良いでしょう。こじんまりとしながらも華やかな「フースアン」では、ベトナム最後の王朝が置かれていたフエの宮廷料理が楽しめます。サイゴン(ホーチミン)の料理とは異なり、風味豊かで絶妙な味付け、盛り付けも綺麗です。屋台よりは出費も大きいですが、ロマンチックな夕食や、ちょっとしたパーティー向きで、リラックスした気分を味わえます。

最後に紹介するのは、3区のリーチインタン通り7番地のビン スープショップです。

1975年に北ベトナム軍の戦車が駆け抜け戦争に終止符を打つまでは、ベトコンのスパイがこの小さな店を上層部との密会場所として利用していました。何も知らないベトナム人やアメリカ人にフォーを振る舞いながら、この店の店員がサイゴン陥落(ベトナム人にとってはサイゴン解放)に繋がる破壊工作を計画していたのです。

ホーチミン(1)市内観光

ホーチミンは、カンボジアをまたがる広大な平野を背に、そして肥沃なメコンデルタを足元にその身を置き、サイゴン川が市内を大きく蛇行して流れています。そして700万人近くにも及ぶ多くの人が暮らすホーチミンはベトナム最大の、最高に楽しい都市になっています。

ハノイは政治の中心地ですが、この街は国の経済の中心地で、誰もがビジネスや金融についてそれなりの心得があります。タクシーの運転手も最新のジョイントベンチャーの規則について詳しく話すことができたりするし、シャツの製造業者も海外の顧客とeメールで連絡を取っていたりします。

「時は金なり」で、人々はみな何かと時間に追われている様子です。でも、会話はまるでパン屋さんと銀行員がカフェで話し合うかのような素朴なトーンで話し合っています。

この街が車でごった返すようになる前から、サイゴン(現ホーチミン)は「アジアのパリ」と呼ばれていました。街にはすでに広い大通りがあり、立派な街路樹も植わっていて、フランス式の豪壮な別荘もあったのです。

漂うコーヒーやパン屋さんの香り、そして環状交差点を走る古いフランス車のクラクションの音を聞いていると、一瞬パリにいるのではないかという錯覚すら覚えます。

ホーチミン市内を見て回るなら徒歩がベストでしょう。一番メジャーな観光地はやはり1区です。タクシーにはきちんとメーターも設置されていて、運賃もとても安く、市内を回っても2,3ドルくらいなものです。セオム(バイクタクシー)はさらに安いですが、シクロ(三輪自転車タクシー)は乗客は一人しか乗れないし、遅いし、乗り心地もいまいちです。

でも、ホーチミンの地元の雰囲気に直に触れるには、シクロはなかなか魅力的なものでもあります。ただ残念なことに、シクロはサイゴン(ホーチミン)中心部からは徐々になくなりつつあり、値段も高くなっています。

ホーチミンの見どころ
ホーチミンの観光リストのトップに入るのがアメリカ大使館と聞くと驚くでしょう。そうだとしても、まずは動物園入り口近くのベトナム歴史博物館に向かってください。この気取りのない、古びた臭いのする博物館には、ベトナム有史以来2千年の工芸品の数々が、同じく古びたショーケースに収められています。ほんのわずかな時間訪れるだけでもホーチミンを歴史的な観点から学ぶことができるでしょう。

博物館には水上人形劇もあり、土産物ショップもリーズナブルで充実しています。博物館を出てルユアン大通りから統一会堂へ向かってみましょう。

統一会堂は、南ベトナムのグェンヴァンティエウに9年間使われていた旧大統領官邸です。無数の観光客が正面入り口付近で記念写真を撮っていますが、中に入る人はほとんどいません。1人で訪れることがあったら、自分が大統領になったつもりで官邸内を回るのも良いかもしれません。

地下の作戦指令室の壁にいまだ貼られている地図を見ると、「敵」がどれほど近くにいたのかということを思い知らされます。最上階にはステージや大きなベランダのあるダンスールームがあります。その下の階には豪華な応接室や図書室、ゲーム室、映写室があり、なんとも好き放題だったのだなと、南ベトナムの敗北の理由を感じずにはいられません。

統一会堂から数ブロック進んだところに旧アメリカ大使館だった場所があり、現在そこにはアメリカ領事館が建っています。旧大使館が取り壊される前は、門のところに立つことができました。米軍のヘリが助けを求める南ベトナム市民を屋根から救出し、一方ではフェンスの外に押し寄せた何千という市民が押し合いへし合い叫んでいる様子が目に浮かびます。旧大使館はアメリカにとっても大きな傷跡となりましたが、近年取り壊しとなりました。

次に訪れてほしいのが、ベンタイン市場です。そこでは、車や不動産以外何でも手に入れることができます。買い物をすることで人々の生活が垣間見えるとしたら、ベンタイン市場の小さな露店がひしめく中を歩いているだけで現代のベトナム人の生活のユニークな面を知ることができるでしょう。フードコートで売られている地元の名物はどれもとても美味しくて、やみつきになります。市場の建物を囲む歩道では、地元の農産物や花、肉類なども売られています。

ホーチミンのチャイナタウンであるチョロン地区を訪れるなら、1日取れないとしても午後から半日くらいは時間を取ると良いでしょう。サンフランシスコやロンドン、ニューヨーク、バンコクのチャイナタウンと並び、チョロン地区はとても古くからあり、サイゴン(ホーチミン市)の中でも興味深いエリアです。チョロンは「大きな市場」を意味し、その中で最初に訪れる場所としてお薦めは、圧倒的な規模のビンタイ市場です。

たいてい暑くて混雑していますが、一見の価値ありです。驚異的な品揃えで、さらに、これぞまさにベトナム人の生活という雰囲気を肌で感じられます。フレンドリーに交渉すれば20~40%はおまけしてくれます。

美しい仏塔がホーチミン市には多くありますが、中でも面白いのがグェンチャイにあるギアアンホイクアン寺です。施された装飾は一見して最高峰のものだとわかるでしょう。天井からはおびただしい量の渦巻き状の線香がぶら下げられ、まるでクリスマスツリーのお化けのようにも見えます。敷地内の壁を日陰にして静かにたたずんでいれば、訪問者が少しだけ立ち寄って手短に祈りを捧げていく様子が見られます。